「ドコモや電力会社に電話したら、”〇〇の方は1を押してください”と言われた。でも耳に当てているから番号が押せない!」
このご相談、店頭で本当によく受けました。しかも最近は、企業に電話をするとまず自動音声(ガイダンス)につながることがほとんどです。困っている方は年々増えています。
私は元ドコモショップの店員として、この操作を何度もご案内してきました。この記事では、通話中に番号を押す方法と、スピーカーの使い方を、つまずきやすいポイントとあわせて解説します。
なぜ番号が押せないのか
まず、仕組みを知ると安心できます。
スマホを耳に当てると、画面が自動的に消えます。 これは故障ではなく、頬や耳が画面に触れて誤操作するのを防ぐための機能です(近接センサーといいます)。
つまり——
- 耳に当てている間は、画面が消えていて操作できない
- 顔から離せば画面は戻るが、戻るまでに少し時間がかかることがある
ここで多くの方が「あれ、画面がつかない」と焦って、また耳に当ててしまう。この繰り返しで、番号を押せないまま案内が終わってしまうのです。
【解決策①】ガイダンスが始まったら、スピーカーにする
一番おすすめの方法です。耳から離しても声が聞こえるようになるので、落ち着いて番号を押せます。
スピーカーのやり方
- 通話中に、スマホを顔から離す
- 画面に通話中のボタンが表示される
- 「スピーカー」のマーク(ラッパのようなアイコン)をタップする

これで、相手の声が本体から大きく聞こえるようになります。耳に当てる必要がなくなるので、画面もずっと表示されたままです。
もう一度同じボタンを押せば、元に戻ります。
スピーカーのコツ
- 電話をかけて、ガイダンスが始まったらすぐスピーカーにするのがおすすめです
- 周りに人がいる場所では、会話が聞こえてしまうのでご注意ください
【解決策②】番号を押すためのボタンを出す
スピーカーにしたら、次は番号を押します。
通話中の画面に、「ダイヤルキー」「キーパッド」などと書かれたボタン(数字が並んだマークのことが多いです)があります。これをタップすると、電話をかけるときと同じ数字のボタンが表示されます。
あとは、案内されたとおりに番号を押すだけです。
※ボタンの名前や配置は機種によって異なります。「数字が並んだアイコン」を探してみてください。


【よくあるつまずき】画面が暗いまま焦ってしまう
店頭でよく伺ったのが、このパターンです。
「聞き逃したらまずいと思って、耳から離してもすぐまた耳に当ててしまう。だから画面が出ない」
お気持ちはよく分かります。ですが、画面が戻るのに少し時間がかかることがあるので、次のようにしてみてください。
- 顔から離したら、2〜3秒そのまま待つ
- 画面が表示されたら、あわてず操作する
- 心配なら、最初からスピーカーにしておく(これが一番確実です)
ガイダンスは、たいていもう一度繰り返してくれるか、待っていればオペレーターにつながることが多いです。焦らなくて大丈夫です。
保留のしかた
「ちょっと待ってもらいたい」というときは、保留を使います。
通話中の画面に「保留」というボタンがあれば、それをタップします。相手に音が聞こえなくなり、待っていてもらえます。
もう一度押すと、通話に戻ります。
※機種によっては、保留ボタンが消音だったりミュートという名前でメニューの中にある場合もあります。

電話をかける前に知っておくと安心なこと
企業への問い合わせは、最初から自動音声につながる前提で準備しておくとスムーズです。
- 静かな場所からかける(スピーカーにするため)
- メモと筆記用具を用意する(番号や案内をメモできます)
- 時間に余裕があるときにかける(待たされることもあります)
ご家族に教えてあげるときは
ご高齢のご家族には、実際に一緒にやってみせるのが一番です。
おすすめは、「電話がつながったら、まずスピーカーを押す」と一つだけ覚えてもらうこと。あれこれ教えるより、この1つを覚えてもらうだけで、ほとんどの場面に対応できます。
まとめ
- 耳に当てると画面が消えるのは誤操作を防ぐための機能(故障ではない)
- 番号を押したいときは、スピーカーにするのが一番確実
- 通話中の画面から「数字の並んだボタン」を出せば番号を押せる
- 顔から離したら2〜3秒待つ。焦って耳に戻すと画面が出ない
- ガイダンスは繰り返してくれることが多いので、慌てなくて大丈夫
- ご家族には「まずスピーカーを押す」とだけ覚えてもらうと簡単
自動音声の案内は、慣れないと本当に焦ります。でもスピーカーにするという一手を覚えるだけで、ぐっと楽になります。
シニア世代のスマホの困りごとは、こちらにもまとめています。
→ シニア・ご家族のスマホ困りごと&詐欺対策まとめ
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