ドコモの電波が弱い場所対策にpovoのeSIMをサブ回線で持つ方法【iPhone・Android対応】

通信系カテゴリ

はじめに

「職場の地下フロアだけ、なぜかドコモの電波が入らない」「田舎の実家や山間部のキャンプ場でいつも圏外になる」――そんな経験、ありませんか?

どれだけ大手キャリアでも、回線の性質上、特定のエリアや建物内では電波が届きにくい場所があります。ドコモは国内最大のエリアをカバーしていますが、それでも”どうしても繋がらない場所”というのが存在します。

そんなときの解決策として注目されているのが、au回線のpovo2.0をeSIMでサブ回線に追加するという方法です。基本料金は0円で、必要なときだけデータをトッピングすればOK。iPhoneのデュアルSIM機能を使えば、1台で2回線を使い分けられます。

この記事では、povo2.0をサブ回線として追加する方法と、iPhoneでの設定手順を実際の手順に沿って解説します。


なぜpovoのeSIMがサブ回線の電波対策に向いているのか

① au回線なのでドコモと別系統をカバーできる

povo2.0はKDDI(au)の回線を使っています。ドコモとauは異なるアンテナ・基地局を持つ別会社のため、ドコモの電波が届かない場所でも、auが届く場合があります。その逆もあり得ますが、2つの回線を持つことで電波の穴を補完し合える可能性が高まります。

② 基本料0円で維持できる

povo2.0の月額基本料は0円です。データ容量が0GBのときは最大128kbpsの速度制限がかかりますが、費用は一切かかりません。「いざとなったら使う」というサブ回線の使い方に最も向いている料金体系です。

ただし注意点として、180日以上有料トッピングを購入しないと利用停止→解約になります。(後述)

③ eSIM対応でiPhoneへの追加が簡単

povo2.0はeSIMに対応しています。物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、iPhoneのアプリ上でQRコードを読み込むだけで設定完了。申込みから開通まで最短当日中に完結するため、出かける前日に準備することもできます。

④ 事務手数料0円・解約金なし

申込みにかかる事務手数料は0円。解約金もないので、「試してみて、合わなければすぐやめる」ということができます。


iPhoneのeSIM対応機種を確認する

povo2.0のeSIMをiPhoneで使うには、eSIM対応機種であることが前提です。

機種名eSIM対応
iPhone XS / XS Max / XR 以降✅ 対応
iPhone X / 8 / 7 / 6s以前❌ 非対応
iPhone SE(第2世代)以降✅ 対応
iPhone SE(第1世代)❌ 非対応

iPhoneは**XS以降(2018年発売)**の機種であればeSIMに対応しています。設定アプリ→「一般」→「情報」でモデル番号を確認し、不明な場合はAppleのサポートページでも確認できます。


povo2.0の料金とサブ回線向けトッピング(公式確認済み)

基本プラン

項目内容
基本料0円(税込)
データ0GB時の通信速度最大128kbps
国内通話料30秒ごと22円(税込)
国内SMS送信3.3円/通(税込)、受信無料
事務手数料0円(同一名義5回線超は3,850円/回線)
解約金なし
支払い方法クレジットカード / Paidy

サブ回線として使うときの主なトッピング(公式確認済み・税込)

トッピング名料金向いている使い方
データ使い放題(6時間)250円1日の特定時間だけ使いたい
データ使い放題(24時間)330円日帰り旅行・出張の1日分
データ追加1GB(7日間)390円週末のお出かけ対策
データ追加1GB(180日間)1,260円半年維持しつつ最低限使う(180日ルール対策にも有効)
データ追加3GB(30日間)990円毎月定期的に使う場合
5分以内通話かけ放題(30日間)550円通話メインで使いたい場合
通話かけ放題(30日間)1,650円長電話が多い場合

電波対策のサブ回線として使うなら、「データ使い放題(24時間)330円」を必要な日だけ買うのが基本です。180日ルールの維持コストだけを最小化したい場合は、**「データ使い放題(6時間)250円」を180日ごとに1回購入する(年間500円)**が最安になります。


povo2.0 eSIMの申込み手順(通話+データプラン)

事前に用意するもの

  • eSIM対応のiPhone(XS以降)
  • メールアドレス(povoアカウント登録用)
  • 本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)
  • 支払い用クレジットカードまたはPaidy

申込みの流れ

ステップ1:povoアプリをインストール

App StoreからKDDI公式の「povo2.0」アプリをダウンロードします。

ステップ2:アプリからeSIMを申込む

アプリを起動し、「新規契約(電話番号を引き継がず新しく取得)」を選択。サブ回線として新しい電話番号を取得します。プロフィールや本人確認書類の提出をアプリ上で完了させてください。

ステップ3:トッピングを1つ購入する

申込みと同時に初回トッピングの購入が必要です。維持コストを抑えたいなら「データ使い放題(6時間)250円」、すぐ使いたいなら「データ使い放題(24時間)330円」など、用途に合わせて選びましょう。

ステップ4:審査完了後にeSIMプロファイルを設定

審査が通ったらアプリ内に「eSIMの設定」ボタンが表示されます。タップするとQRコードが表示されるので、iPhoneのカメラで読み取り、eSIMプロファイルをインストールします。

⚠️ eSIMプロファイルのダウンロード・インストールにはWi-Fiまたは既存の通信回線が必要です。


iPhoneのデュアルSIM設定:電波弱い場所での切替方法

iPhoneにeSIMを追加したら、デュアルSIM設定を整えましょう。ここが最も重要なポイントです。

設定① 各回線に名前をつける

設定アプリ → 「モバイル通信」→ それぞれの回線をタップして名称を変更できます。「ドコモ(メイン)」「povo(サブ)」などわかりやすい名前にしておくと切替が楽になります。

設定② 普段使いの回線を決める

  • デフォルトの音声回線:普段電話をかける回線(通常はドコモのまま)
  • モバイルデータ通信:通常はドコモに設定しておく

設定③「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにする

設定アプリ → 「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにします。

この設定をオンにすると、メイン回線(ドコモ)のデータ通信が不安定なとき、iPhoneが自動的にサブ回線(povo)へ切り替えてくれます。電波の弱い場所でも自動で最適な回線を使ってくれるので、意識的に切り替える手間がなくなります。

設定④ 手動で切り替えたい場合

電波状況が明らかに悪い場所では、手動でpovoに切り替えると確実です。

設定アプリ →「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」→「povo(サブ)」を選択

使い終わったらドコモに戻すことを忘れないようにしましょう。


180日ルールに注意:うっかり解約を防ぐ方法

povo2.0で最も忘れがちな注意点が**「180日ルール」**です。

**最後に有料トッピングを購入してから180日間、有料トッピングの購入がない場合、順次利用停止になります。**さらに利用停止から30日が経過すると自動解約されます。

サブ回線として「緊急のときだけ使う」という使い方をしていると、気づかないうちに180日を超えてしまうことがあります。

180日ルールを回避する3つの方法

方法①【最安】「データ使い放題(6時間)250円」を180日ごとに購入する

180日ルールのリセット目的だけなら、最も安いトッピングで十分です。6時間使い放題(250円)を180日ごとに1回購入するだけで回線を維持できます。

  • 年間コスト:250円 × 2回 = 年間500円

購入のタイミングで実際に6時間使い放題として使えるので無駄もありません。

方法②「データ使い放題(24時間)330円」を旅行・お出かけのたびに購入する

旅行や出張のタイミングで自然に購入すれば、費用をかけながら180日カウントも自動的にリセットされます。年2回の外出で購入するなら年間660円。実用を兼ねた自然な維持方法です。

方法③ スマホのカレンダーにアラートを設定する

いずれの方法でも、購入日から150日後にリマインダーをカレンダーに設定しておくことで、うっかり180日を超えるのを防げます。


こんな場面でpovo2.0のサブ回線が活躍する

  • 職場の地下・屋内施設:ドコモが届かない建物内でauが繋がるケース
  • 山間部・キャンプ場:ドコモエリア外でもauが届く場所がある
  • 帰省や旅行先:普段と違う場所でのスポット的な通信補強に
  • 大型イベント・フェス:混雑でドコモが繋がりにくいときのバックアップ
  • 海外旅行の帰国直後:SIMが切り替わるまでの数分間の保険として

AndroidでのpovoeSIM設定手順【Google Pixel 9 Pro Fold で確認済み】

iPhoneだけでなく、Androidスマホでもpovo2.0のeSIMを設定できます。ここではGoogle Pixel 9 Pro Foldでの手順を紹介します。Pixel以外のAndroid端末でも、大まかな流れは同じです。

事前に確認すること

  • ご利用のAndroid端末がeSIMに対応しているか確認してください。Google Pixel 3a以降の機種はほぼ対応しています。
  • povo2.0のアプリをGoogle Playからダウンロードしてアカウントを作成しておく必要があります。

設定手順

ステップ1:povoアプリでeSIMの申し込みを完了させる

povoアプリからeSIMを選択して申し込みを進めます。審査が完了すると、アプリ上に「eSIMをインストール」というボタンが表示されます。

ステップ2:Androidの設定画面を開く

「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」の順に進みます。

ステップ3:eSIMを追加する

「SIMを追加」または「+」ボタンをタップし、「QRコードでダウンロード」を選択します。povoアプリに表示されているQRコードを読み取ると、eSIMのダウンロードが始まります。

ステップ4:回線名をわかりやすく設定する

インストールが完了したら、回線名を「povo(サブ)」など識別しやすい名前に変更しておくと、あとで切り替えるときに迷いません。

ステップ5:デフォルト回線をドコモに設定する

「通話」「データ通信」ともにドコモ回線をデフォルトに設定します。povoはあくまでサブ回線として使うため、普段はドコモ回線が優先されるようにしておきましょう。

手動で回線を切り替える方法(Pixelの場合)

電波が弱い場所に入ったときは、クイック設定パネル(画面上部を2回スワイプ)から「インターネット」をタップし、使用する回線をpovoに切り替えます。用が済んだらドコモに戻すだけです。操作自体は10秒もかかりません。


実際に使ってみてどうだったか【体験談】

povo2.0をサブ回線として実際に使ってみた体験をお伝えします。

電波が弱い場所で本当に繋がるのか?

結論から言うと、場所によります

ドコモとauはそれぞれ異なる基地局を持っているため、ドコモが弱い場所でauが強いこともありますが、山の奥や地下の深い場所ではauも同様に繋がりにくいことがあります。

場所ドコモpovo(au)
山の中(登山道沿い)圏外になることあり場所によっては繋がった
地下(駅構内など)弱くなることあり繋がることが多い
エレベーターの中不安定同様に不安定なことも

「povoに切り替えれば必ず繋がる」という話ではありませんが、ドコモが圏外のときにpovoで繋がった経験は確かにあります。特に地下の駅構内では効果を感じやすかったです。

手動切り替えで不便に感じないか?

「電波が弱いな」と感じたタイミングでさっと切り替えるだけなので、特に不便は感じていません。慣れると5秒もかからない操作です。

維持コスト年500円は高いか?

最安のトッピングは「データ追加1GB(7日間)」で220円なので、年2回購入しても440円で維持できます。「年500円の保険」と思えば十分元が取れると感じています。


povo2.0 vs 他のサブ回線サービス比較

サービス基本料回線eSIM対応維持条件
povo2.00円au180日以内に1回トッピング購入
楽天モバイル0円〜楽天/au月1GB以下なら0円
IIJmio440円〜docomo/au毎月固定でかかる
mineo250円〜docomo/au/SB毎月固定でかかる

純粋に「緊急時のバックアップ回線を最安で持ちたい」という目的であれば、povo2.0が現状最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。普段から一定のデータ通信量が必要な方には楽天モバイルも検討する価値があります。


まとめ:年間500円から維持できる最安の電波対策

povo2.0のeSIMをサブ回線として追加することは、ドコモの電波が弱い場所への最もコスパのよい対策のひとつです。

  • 基本料0円で維持でき、必要なときだけトッピングを購入する
  • au回線なのでドコモとは別のエリアをカバーできる
  • eSIM対応でiPhoneへの追加が簡単、当日中に開通可能
  • iPhoneの「モバイルデータ通信の切替を許可」設定で自動切替もできる
  • 180日ルールに注意し、維持コスト最小化なら「データ使い放題(6時間)250円」を180日ごとに購入(年間500円)が最安

まずは公式アプリで申し込み、最初のトッピングを1つ購入すればOKです。以降は「データ使い放題(6時間)250円」を180日以内に1回購入するだけで回線を維持できます。


この記事はゴロサブログ(gorosa-blog)が作成しました。

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